自家製梅干し・天日干しの記録と保存方法
今年の梅干しができあがりました~!
6月11日に仕込んだ梅干しを、7月17日から3日間天日干しし、20日の朝無事取り込みました:P今年は梅雨明けが早かった~。
天日干しは土用の丑の日を目安に~と言われているけど、梅の様子と天気予報を見て、9月くらいまでならいつでも良いみたい。
天日干ししている3日3晩は 晴れ予報でしたが、夕立がきやしないかとドキドキしていました:0
買い出しに行ってもお迎えに行ってもできるだけ急いで帰り、雨が降ってきたらすぐに取り込める心づもりではいたけど、実際急に降ってきたらどうしようもないこともあるので、無事終わってほっとしている;-)
今日はこの天日干しの記録を・・☆
■1日目
朝9時頃、アルコールで消毒したザルに梅干しを並べ、天日干しスタート!
ふっくらとして、梅の良い香りがする:-))
できるだけくっつかないように並べました。
ウチの周りは鳥や虫がよく飛んでいるので、ホームセンターで買ってきたネットに入れて竿につるした:D
(窓から見える場所に。ちょこちょこ様子を見ていました)
1日目は殺菌のために梅酢も一緒に天日干し
(ホコリよけにラップをしている)
12時頃に梅の上下をひっくり返し、1日目は15時頃に取り込みもう一度梅酢につけておいた。
■2日目
朝9時頃に再びザルに並べて同様に干す
1日目より少しシワが増えたような気がする。今日も良い香り。
同様にネットに入れて干す。
美味しくなあれ~♩:P
日中に1度上下を返し(アルコール殺菌した菜箸を使った)
返したら2日目はそのまま夜も外に出しておきます。
夜露にあてることで梅が柔らかくなるそう!
寝ている間に雨が降らないことを祈りながら寝ました:’-)
■3日目
ここまできたらもう少し!
朝見ると、梅の表面に塩が吹いていた
(カビじゃないのでご安心を)
3日目も 日中のうちに1度上下を返し、夕方皮をつまんでみて、皮から果肉がすっと離れるような感覚があれば、そのままもう一晩夜露に当てて、翌朝に取り込みます♩;-)
そして翌朝。さっそく取り込み:P
良い感じにしわしわです♩
お裾分け用など分けて保存します。
保存方法はいくつかあるんですが、
私は天日干しが終わり、そのまま保存する梅干しと、一度梅酢にくぐらせてから保存する梅干しと2種類に分けることにしました^^
(左がそのまま、右が一度梅酢にくぐらせました)
そのままの梅干しは、うまみが凝縮されしっかりとした味わいに
一度梅酢にくぐらすと、しっとりとした食感で、一度くぐらす分塩分は少し高くなるよう;-)
梅酢にくぐらせた梅干しをご飯にのせると、梅酢がご飯に染みてこれがまた美味しいんだよー
無事完成してほっとしている。
お裾分けも喜んでくれるといいな〜:P
朝に梅を取り込んだその日の夕方、強い夕立ちが!
1日遅ければ濡れていたと思うと、本当にラッキー。。:’-)
もし濡れてしまった場合は、取り込んで雨水を拭き取り、焼酎やホワイトリカーで洗い、その後梅酢にくぐらせて土用干しを続けます。少し雨に濡れたくらいならあまり心配せずに、とりあえず部屋の中で乾かし、晴れたらまた太陽の下で天日干しを再開します♩
ちなみに、梅干しを天日干しする理由は、梅干しの表面に残っている雑菌を紫外線が消毒してくれて、長持ちさせるため:P梅雨明けの土用の頃に干すのは、1年で1番紫外線が強いからなのだそう♩
天日干しした梅干しは、常温でも10年・20年ともつそうです^^
昔ながらの伝統的な作り方で塩分濃度20%でつけ込んだ梅干しなら、数百年の月日が過ぎても食べられるとまで言われているの。自然の力ってすごい!
奈良県には現存する最古の梅干しがあるそうで、その梅干しはなんと1576年に漬けられたものなのだとか!安土桃山時代、織田信長が安土城の築城をスタートした頃に 人知れず漬けられた梅干しが今も残っているなんて、歴史のロマンを感じちゃう。。:’-)
冷蔵庫もなかった時代に、長期間保存が利く食べ物を・・と考え出されたまさに先人たちの知恵の結晶。。
話が逸れたけど。自分で作った無添加の梅は本当に美味しく、梅1粒1粒がとても愛おしい←
ここからしばらくは熟成期間やけど待ち遠しいな~;-)
あ、残った梅酢は、寿司酢代わりにつかったり、新ショウガの梅酢漬けもオススメ。(
その場合はコーヒーフィルターなどを使って濾すといいです♩
(キレイな色!)
梅干しは仕込んでから出来上がるまでに季節をまたぎ、完成までに少し時間がかかるので、1歩踏み出すのに躊躇するかもしれませんが、1つ1つの工程はとても簡単で楽しい♩
これで今年の梅仕事もおしまい。
梅酒、梅ジャム、梅シロップ、そして梅干し^^
来年の梅の季節がまた待ち遠しいな〜♩
おしまい。